■ がんばったで賞 ■
●治療経過初診時2週間におよぶ食欲不振と嘔吐ということで、来院されました。体温も下がっており、皮膚は黄疸のため黄色でほとんど動けない状態でした。点滴、吐き気止め等の治療をし、4日目に鼻カテーテルを挿入し、栄養補給を始めました。7日目に退院しお家で栄養剤の注入と、通院で補液等の治療を続けましたが、なかなか食欲がもどらず、17日目に確定診断をするために開腹し、同時に胃チューブを設置することにしました。開腹しないで、内視鏡下でやる方法もありますが、直接他の臓器の異常の有無が見られる事、肝臓のバイオプシーが同時にできることから開腹手術をすることにしました。手術にあたっては、貧血が見られたため、術前に輸血も行いました。
40日目には少しずつ食べられるようになりました。60日を過ぎた頃には食欲もでてきて、胃チューブをほとんどつかわなくてもいいようになりました。71日目ついに胃チューブを抜くことができました。その後1週間ほどで、管が入っていた傷口もきれいになりました。初診時3.5kgだった体重も4.2kgになりました。●獣医師からひとこと肝リピドーシスは、大変治るのに時間のかかる病気です。吐き気と食欲不振との戦いです。しかも栄養を採らせること自体が治療なのです。そのため、積極的な栄養支持が、不可欠となります。今回、みんみんちゃんが回復し、カテーテルを抜くに至ったのは、ひとえに飼い主さんご家族の努力の賜物だと思います。高齢にもかかわらず、鼻カテーテルで栄養支持をした後開腹手術、胃チューブ設置などの治療に、積極的に臨まれたこと、一日4回のチューブからの栄養剤の注入等の献身的な看護をご家族交代で続けられたこと、本当に敬服いたします。
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